潮彩の会

NPO法人

潮彩の会

~ みんなちがってみんないい ~



  障がいについて(特徴と接し方)

(1) 精神障害者との接し方

◎統合失調症などの精神障害

1. 周囲の人
  病気はその人の一部です。健康な部分に目を向け、社会の一員として暖かい心で見守ることが大切です。
  精神障害者の方は対人関係が苦手だったり、状況に合わせて振舞うとか、相手の気持ちを汲むといったことが不得手だったりします。
  そのため、

  ・本人の「つらい気持ち」を受け止めましょう。
  ・本人の話をよく聴き、理解するようにしましょう。
  ・その時に必要な事を、はっきりと具体的に説明しましょう。
  ・無理な励ましはせず、本人の出来ることはしっかりほめてあげましょう。

2. 家族の人
  病気を治すには本人の心構えが大切ですが、本人に対する家族の支えもたいへん重要となってきます。
  まず、本人の気持ちを理解し、見守り続けることが大切です。

  ・ゆっくり、あせらず、待ちましょう。
  ・本人や自分を責めたり悲観したりしないようにしましょう。
  ・なまけているのではなく、病気であることを理解しましょう。
  ・本人の話をよく聴き、良いところはほめてあげましょう。
  ・本人の病状の変化に気をつけ、主治医と連絡を取りましょう。
  ・家族だけで問題を抱え込まず、主治医や専門職に相談しましょう。
  ・家族自身が楽しみやゆとりを持てるようにしましょう。

統合失調症の特徴

◎高次脳機能障害

(1)言葉の障害がある場合
  一度にたくさんのことを言わず、要点をしぼってゆっくり、はっきり、わかりやすく説明しましょう。また、必要に応じて「はい」「いいえ」で答えられるように具体的な選択肢を挙げて質問しましょう。わかりやすくするために、文字や図を活用すると、後で確認をすることもできます。

(2)記憶に障害がある場合
  約束を忘れたり、何度も同じことを繰り返して質問する場合は、メモなどを書いて渡したり、目の届きやすい所に貼ったりします。また、携帯電話のアラーム機能なども利用できます。

(3)感情の障害がある場合
  不安感が高まって泣き出したり、ささいなことで怒り出したりすることがありますが、無理に鎮めようとしたりせず、静かな場所を確保するなどし、ゆっくりと時間をかけて落ち着くのを待ちましょう。

高次脳機能障害の特徴

(2) 知的障害者との接し方

(1)「ゆっくり」「やさしく」「ていねい」に本人に話しかけましょう。
  前から、本人の目を見て、ゆっくり話しかけましょう。後ろから急に声をかけられたり、肩をたたかれたりすることが苦手な人がいます。話かけたら、本人がリラックスするのを待ち、様子を見て、その人の状況に応じた対応をしましょう。

(2)必ず本人に話しかけましょう。
  介助者(保護者・ヘルパー)と居る場合も、介助者に話しかけるのではなく、本人に向かって話しかけ、本人の意思を確認しましょう。

(3)話の内容は「はっきり」「短く」「具体的」に話しましょう。
  一度にたくさんの事を話すと、混乱してしまう人が多くいます。ポイントを絞って、ひとつづつ話しましょう。「あれ」「これ」などの表現は避け、具体的にわかりやすい言葉で話しましょう。文字を理解する人の場合は、メモなどにして説明しましょう。本人が理解しにくいようであれば、文字や絵を使って繰り返し伝えましょう。

(4)本人の年齢に応じた話しかけをしましょう。
  知的障害者の中には、幼児扱いをされたまま大きくなった人もいますが、大人としての対応をしましょう。

(5)余裕を持って本人の思いを聞きましょう。
  本人の思いを聞くときは、あせらず時間に余裕を持って聞きましょう。どうしても言葉が出ず、困っている場合は、「はい」「いいえ」で答えられるように具体的な選択肢を挙げて質問しましょう。

知的障害ってどんな障害?

(3) 肢体不自由者との接し方

  まず、どのようなサポートが必要かを確認しましょう。障害の部位や程度によって介助方法は異なります。

(1)車いすに乗っている場合
  車いすに乗っている本人に介助の方法を確認し、車いすの可動部分などの構造を確認します。車いすには、手動車いす、電動車いす、スクーター式電動車いすなどがあります。
  車いすを動かすときや、進行方向を変更するときは、事前に「曲がります」などと声をかけて行います。段差は、一時停止をしてから超えます。「昇ります」と声をかけてティッピングレバーを踏み、持ち手を押し下げて前輪を上げ、後車輪だけでバランスを保ちながら押し上げます。急なスロープを下るときは、後ろ向きになり、車いすの背を支える要領で衝撃を与えないよう降りていきます。停止するときや、介助者が少しでも車いすから離れる場合は、ブレーキをかけます。

(2)杖を使っている場合
  本人のペースでゆっくりと対応します。階段を昇るときは、斜め後ろから介助します。降りるときは本人の一段下の斜め前に立ち、横向きに降りてください。杖は片側にまとめて持つなどして、手すりを持った方が安全です。

肢体不自由ってどんな障害?

(4) 視覚障害者との接し方

・説明をするときには、「そこに」ではなく、「あなたの右に」などと具体的に伝えてください。また、障害のある方の向きを中心に説明してください。
・困っている人を見かけたときは、「お手伝いすることはありますか?」と声をかけてください。
・誘導をするときは、いきなりからだに触れたりせず、まずどのように誘導したほうがよいか聞いてください。誘導の受け方は人によって違います。基本的には誘導者が前に立ち、腕や肩につかまってもらい、歩く速度は障害者の方に合わせます。
・駅のホームやバス停では、乗り物が到着したら「乗りますか?」と確認をして、誘導するようにしてください。
・お店では、視覚障害のある人に商品の説明や値段をよりわかりやすく伝えるなどの配慮をしてください。

視覚障害ってどんな障害?

(5) 聴覚障害者との接し方

  どのような方法でコミュニケーションをとればよいか、確認しましょう。コミュニケーション手段としては、口話、筆談、通訳、要約筆記、手話、ファックス、メール通信などがあり、多くの聴覚障害者は話す相手や場面によって複数の手段を組み合わせたり、使い分けたりしています。
  口話、筆談などは視覚的にも神経の集中を伴うので、聴覚障害者が疲れていないか気をつけましょう。
  聴覚障害は、コミュニケーション障害であるとも言われます。声を使って話したり聞いたりするのが当たり前と思われている環境では、音声でのコミュニケーションを強いられることが少なくありません。周りの雰囲気に合わせて分かったふりをせざるを得ないこともあります。また、大勢の人と交わることは非常な労力を伴います。まず聴覚障害者の状況を聞き、相手がわからないことを聞き返しやすい雰囲気づくりなどを心がけましょう。

(1)口話で会話するとき
  常に顔の見える位置で、注意をうながしてからはっきり、ゆっくりと話しましょう。会議など複数の人がいる場では、話す前に手を挙げるなどして、名前を名乗り、一人ずつ話します。伝わりにくいときは、手がかりになる言葉を挿入したり、何の話をしているかを伝えて、内容を推測しやすいようにします。

(2)筆談するとき
  要点を短く簡潔に書き、まわりくどい表現やあいまいな表現は避けましょう。また、記号や図を用いて表現を明確にします。視覚的に図式化された表現は、必要な情報が伝わりやすくなります。

(3)手話通訳者・要約筆記者がいる時
  主体は本人なので、聴覚障害者本人に向かって話しましょう。また、複数の人が同時に話したり、極端に早口で話したりすると、通訳することができなくなって、聴覚障害者に十分に伝わらないことがあります。適度に間をとり、伝わっているかを確認しましょう。

(4)手話をするとき
  手話は、特に先天性の重度聴覚障害者にとって重要なコミュニケーション手段ですが、すべての聴覚障害者が手話を用いるわけではないことに注意しましょう。手話にも様々なバリエーションがあり、障害の時期や手話を獲得した時期などによって異なります。

(5)放送やアナウンスがあった時
  電車やバスの中などのアナウンスは聴覚障害者には聞き取りにくいものです。事故などの緊急時に状況が分からず困っている人がいたら、メモなどに内容を書いてから、声をかけましょう。

聴覚障害ってどんな障害?

※本ページは、広島県ホームページ、八王子市ホームページの内容を参考にしています。